骨粗鬆症と健康寿命の関係
現在は、長寿を目指すだけでなく、健康で自立した生活を送れる期間をあらわす『健康寿命』を伸ばすことへの関心が
高まっています。
日本の平均寿命と健康寿命の差を比べると、男性では約9年、女性では約12年もの差があります。
骨は、私たちの日常の活動を支える大切な器官です。
骨粗鬆症を予防して骨を健康に保つことは、命を延ばすことにも繋がるのです。
・骨粗鬆症とその原因
・骨粗鬆症になると…
・骨折してしまうと…
・ドミノ骨折(骨折の連鎖)を知っていますか?
・骨粗鬆症の予防
・骨粗鬆症検査を受けませんか?
・骨粗鬆症の主な治療方法
骨粗鬆症とその原因
骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる状態です。
骨は、皮膚と同じように絶えず新陳代謝が行われています。
加齢や女性ホルモンの減少、カルシウム不足などでこの代謝がアンバランスになり、失われた骨量を十分に回復することができなくなると、骨量減少が始まります。
「骨を作る力(骨形成)」よりも「骨を溶かす力(骨吸収)」が強まることでしだいに骨がもろくなってしまいます。
骨粗鬆症になると…
・日常の何気ない動作で骨折が起きやすくなります。
(転倒する、荷物を持ち上げる、手をつく、咳やくしゃみなど)
・自分の体重に背骨が耐え切れなくなり、気づかないうちに背骨がつぶれて骨折していることがあります。
骨折してしまうと…
背骨や太ももの付け根を骨折すると、痛みで歩くことが困難になり、要介護のリスクが高まります。日常生活に支障をきたし、寝たきりにつながりやすく、認知症や死亡リスクも高まります。
背骨を骨折し、背中が丸くなることで、胃食道逆流現象などの消化器疾患や、呼吸機能障害、心臓の機能低下などの原因となることがあります。
そこで、骨粗鬆症の早めの予防と、継続的な対策が重要になります。
ドミノ骨折(骨折の連鎖)を知っていますか?
過去に背骨を骨折している人は、新たに背骨の骨折を起こす頻度は5倍、新たに太ももの付け根を骨折する頻度は2.5倍、と明らかに過去に骨折をしたことがない人に比べると発生率が高くなります。
一度骨折すると、ドミノ倒しのように次々と骨折するため「ドミノ骨折(骨折の連鎖)」と呼ばれています。
骨粗鬆症の予防
骨粗鬆症は、約4分の3が女性です。骨量は50歳近くから減少します。70歳代女性の3人に1人、80歳以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症と言われています。
骨粗鬆症を予防するためには、骨量の減少を早期に発見する必要があります。
まずはセルフチェックを→
骨粗鬆症の主な治療方法
骨粗鬆症の治療でもっとも重要になってくるのが薬物療法です。
薬物療法には注射と内服の2種類があり、骨を作るのを速めたり、骨が壊れるのを抑えることで骨の強度が上がります。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と比べ、治療薬なしでは治すのはかなり困難な病気です。
骨粗鬆症セルフチェック
□ 以前より身長が縮んだ、背中が丸くなった
(壁に背中を付けて立つと、後頭部が付かない)
□ 体型はどちかというとやせ型である
□ 閉経を迎えた
□ お酒やコーヒーをよく飲む
□ タバコを吸う
□ 小魚、野菜、大豆製品、乳製品をあまり食べない
□ 日光に当たる時間が少ない
□ 極端なダイエットをしたことがある
□ 普段あまり運動をしない
□ ステロイド薬を使用(服用、吸引)している